クラフトビア・アソシエーション(日本地ビール協会)とは

日本地ビール協会(英文名 Japan Craft Beer Association)は、日本および世界のビール、地ビール(クラフトビア)の文化の普及と 振興及びビールが醸す人々との交歓を目的に1994年7月24日に発足しました。 小規模醸造が1994年に解禁され、日本に地ビールが誕生したのが1995年です。ビールを分類すると、さまざまなビアスタイル (ビールの種類)があり、世界で80以上のビアスタイルがあると言われています。そのビアスタイルを理解する「ビアテイスター」の普及と振興及び人々との交換をを目的とし、 日本のビールの品質向上を図り、消費者がビールの本当の魅力を知り、より楽しくビールを味わえるように、 当協会は次のような活動をしております。

主な活動内容

  1. ビールとビアスタイルを理解する、ビアテイスター、 ビアジャッジ、ビア・コーディネイターの育成・認定
    第1回目の講習会は1995年の1月。現在の資格取得者は7,000人超。
  2. ビール審査会の主催
    インターナショナル・ビアカップ、アジアビア・カップ、ビール品質保証制度UQアワードの主催
  3. イベントの主催・共催・後援
    ジャパン・ビア・フェスティバル(東京・大阪・名古屋・横浜)、インターナショナルクラフトビア・カンファレンス、グランビエール、ルボー・マリアージュの共催、他ビールイベントの共催と後援
  4. ビールを通じた国際交流
    海外のビール教育機関や団体などとの提携(米国ブルワーズ協会(米)、シーベル醸造学研究所(米)、 ミュンヘン工科大学バイエルン州立ヴァイヘンシュテファン醸造研究所(TUM)(独)、ベルリン工科大学醸造調査研究所(VLB)(独))、海外ビール審査会との提携・審査員派遣(World Beer Cup(米)、International Brewing Awards(英)、European Beer Star(独)、Australian International Brewing Awards(オーストラリア)、Brussels Beer Challenge(ベルギー)他)、国内主催ビール審査会への審査員の招聘、アジア各国におけるビールイベント開催支援)
  5. 日本および世界の地ビールに関する情報提供
    メールマガジン"I Love Beer" 通信(読者数4000人)配信。
  6. ビールに関する講演
  7. 出版
    書籍「ビア・コンパニオン日本語版」の発行(マイケル/ジャクソン著・小田良司訳)

理事長

山本祐輔(やまもとゆうすけ)
日本地ビール協会理事長

創設者

小田良司(おだりょうじ)
ワールド・ビア・カップ、ヨーロピアン・ビア・スター、グレート・アメリカン・ビア・フェスティバル、AIBA、他審査員
シュヴァリエ・ド・ロードル・デ・コート・ドシャンパーニュ名誉勲章受章

最高名誉顧問

村上満(むらかみみつる)
1934年生まれ。1959年東京大学農学部農芸化学科を卒業後、壽屋(現在のサントリー株式会社)に入社。 1961年ヨーロッパ出張を命じられ、これがその後の長いビアライゼ(Bierreise=ビール飲み歩きの旅)の始まりとなった。そのまま1年間、ミュンヘンとコペンハーゲンにビール造りで留学。帰国の翌年に(1963年)サントリー社はビールを発売。以来ビール生産一筋。 1985年同社取締役・ビール生産・研究担当に就任し、同時に日中合弁の江蘇サントリー食品公司(ビール製造販売)の役員を兼務。またアメリカ、カナダ、オーストラリア、台湾で「生ビール製造」の技術指導を行う。常務取締役に就任し、顧問・技術監を経て2003年に退任。 一方、1998年以来、奈良女子大学を手始めに、関西学院大学、近畿大学、放送大学で「ビール造りの歴史と文化」を講義。現在は長崎県立大学経済学部で非常勤講師を務める。その間に、「ヨーロッパ・ビールツアー」のコーディネーター、地ビールの指導、新聞・雑誌への執筆、テレビ出演(NHK)と多忙な毎日を送る。 主な著書 :『なま樽博士の世界ビール紀行』1984年、『地球ビール紀行』1990年、『ビール世界史紀行』2000年(いずれも東洋経済新報社)、『麦酒伝来―森鴎外とドイツビール』2006年(創元社)、ちくま文庫の『ビール世界史紀行』2010年(筑摩書房)。

入会のご案内

ビアテイスター、ビア・コーディネイターなどの呼称認定取得にあたっては、ご入会が要件となります。 個人の方のご入会にあたっては、次の2つの入会方法があります。年会費は入会月までを一年間とします。 セミナー・認定試験日程等の詳細はこちら。

個人正会員
入会金20,000円 年会費18,000円
当会の趣意に参道し、認定資格を取得した後もビールの専門家としての知識と技術を高めていく意志のある方、 特にジャッジ以上の資格取得を目指される方を対象とします。 お申し出により、無料で当協会のメールアドレス(xxxxxx@beertaster.org)を利用できます。
研究会員
入会金10,000円 年会費12,000円 
  認定資格の取得のみを目的とする方を対象に、1995年1月より設けた制度です。 正会員との名称、入会金・年会費等の額の違いは処遇の差を示すものではなく、正会員と研究会員に処遇の差はありません。 ただし、当会メールアドレスは利用できません。
合格者はビアテイスターバッジをご購入ください。

入会金、年会費は「ビアテイスター」他各資格呼称を維持するための費用(セミナー等を引き続き拡充、改善するための調査研究費用ならびに広く世間に広めるための広報費用)、ならびに協会事務局の運営費用として使用させていただきます。