醸造学基礎セミナーとは

 ビアテイスターとしての知識を深めるため、またビアジャッジを目指すため、ビールの評価・鑑定に役立つ醸造の知識を学んでいただくセミナーです。たとえば、「麦芽の種類とフレーバーの関係は?」「求めるBU値に見合う苦味ホップ投入量の計算方法は?」「なぜ淡色ラガーはDMSのレベルが高いか?」「なぜビールに酸化臭がつくのか?」…こんな疑問をお持ちの方には「目からウロコ」のセミナーです。内容は醸造学中心になりますが、基礎的・初歩的な知識を身に付けていただくための講座です。新人ビアテイスターにも分かりやすく解説するので、安心して受講なさってください。(資格呼称を取得するセミナーではありません。)

醸造学基礎セミナーの受講料 ※消費税込み

既に会員の方
受講料・・・23,000円
新会員の方
新規に研究会員で入会し、受講する場合の合計金額・・・45,000円
新規に個人正会員で入会し、受講する場合の合計金額・・・61,000円
非会員の方
受講料・・・36,000円

テキストについて

上記受講料には「セミナー用テキスト/醸造学基礎セミナー(SECOND EDITION)」を含みます。テキストをCBAオンラインショップ等で事前に購入され、セミナー当日お持ち頂ける方は以下の割引がございます。
 
「セミナー用テキスト/醸造学基礎セミナー(SECOND EDITION)」を事前に購入された方・・・上記料金から4,000円引き

講義内容

ビアスタイルの違いをつくる各種化学成分の理解
「アルコール系成分」「アロマ・フレーバー系成分」「色素系成分」「苦味系成分」「甘味系成分」「フェノール」「タンパク質」「各種ミネラル」「二酸化炭素」
糖化工程で原料から抽出される化学成分の理解
麦芽がもたらす成分、水がもたらす成分、糖化温度や糖化方式による影響、その他
煮沸/ワールプール工程で抽出・生成もしくは低減される化学成分の理解
ホップα酸の異性化、ホップアロマの抽出、メラード反応の促進、ホットブレークによる不要成分の除去/麦汁清澄化、DMSの除去、その他
アルコール生成のメカニズムと発酵工程で生成される化学成分の理解
酵母代謝活動の概要、エタノールおよび高級アルコール類の生成、エステル系アロマ・フレーバーの生成、各種有機酸・硫黄化合物・ケトン・フェノール・アルデビド系アロマ・フレーバーの生成、アロマ・フレーバー成分の生成と発酵温度の関係
熟成/貯蔵工程の目的と生成または低減される化学成分の理解
清澄化の促進、硫化水素・アセトアルデヒド・ダイアセチル・各種脂肪酸などオフフレーバーの低減、アミノ酸のコントロールなど
ビール劣化のメカニズムと劣化によって生成される化学成分の理解
酸化のメカニズム、酸化を表すアロマ・フレーバーの特徴と色・泡の変化、紫外線による劣化、劣化しやすいビールとしにくいビール

その他

醸造学基礎セミナーは受講のみとなります。ビールの試飲・認定試験はございません。